令和4年度PTA総会議案に関するご説明

 今年のPTA定期総会も、昨年にならい書面(オンライン)で実施することにいたしました。さらに今回は、総会資料一式のPDFをオンライン配布とさせていただきました。初めてのことで慣れないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、新しい総会運営の可能性としてご理解いただければ幸いです。

 とはいえページ数の長い資料になりましたので、予算案、規約改正案の要点について、ここでご説明させていただきます。詳細はPDFに含まれております補足説明をご覧ください。

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■4年度予算案

 アプリの予算をご心配する声は、導入に賛成してくださった方からも上がっていましたが、PTA会費で賄える範囲と考えています。

 多くの項目で3年度より予算を下げていますが、必要な活動を抑えるものではありません。市の補助金の範囲でも有意義な講座を開催することはできると考えた文化委員活動費やブックトーク講師派遣の見送りなど抑えられる予算がある一方、令和2年度以降見送られていた活動が再開された場合の予算も加えたうえで「これだけあれば十分対応はできる」と思われる数字をあてています。

 前年度の繰越金を各項目に分配するのではなく、その多くを「学校支援費(旧校内整備費及び児童活動費)」に加えているのも、各予算が下がっている理由で、これまでの予算編成との相違点です。唯一言えるのは、会費があっての予算ということ、皆様がPTAに加入し会費を納入してくださることが大前提ということです。

 学校は「PTAを必要としている」といっています。そのためには役員・委員を引き受けてくださる方も必要ですが、PTAは面倒なお当番を押し付けるための組織ではなく、児童のために学校と協力するための教職員と保護者の集まりです

 清進小には外でお勤めの方や介護・育児に忙しい方でも、役員・委員を「引き受けてもいい」と手を挙げてくださる方が多くいらっしゃいます。一方で、「できない」という方がいらっしゃるも仕方のないことです。「役員はできないけど、会費は納めます」「委員はできないけど、活動には協力します」「引き受けてくれる方を支持します」「役員負担の軽減策を支持します」「テトラパック集めます」「アンケートに答えます」・・・それも立派なPTA参加といえます。

 以上を踏まえ、予算案とアプリの導入を支持していただけますよう、また5月のPTA会費集金(新規加入・加入継続)にご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

■規約改正(委員の選出方法の見直し)

①専門委員選考の悩ましい点の一つは、立候補してもどの委員にあたるかわからないということでした。まず6学年各3学級から1名ずつの「専門委員」を選出し、その中で3つの委員(厚生、広報、文化)に分かれていただく形がとられていたため、広報委員ならやってもいいと思って立候補しても文化委員になるかもしれないという、保護者にとって手を挙げるのに躊躇する決め方でした。

 もう一つは、1学級から1名という制約があるため、「やってもいい」という人がいないクラスからも1名立候補していただかなくてはならない、その隣のクラスに「やってもいい」という人が5名いたとしても、4名にはお願いするに至らないということです。

 しかし、専門委員の仕事には、学級や学年を代表して行う要素は見当たらず、お子様が複数名在籍している方にとっては、何年生の保護者として引き受けたかなど関係ありません。厚生委員が全員2年生の保護者でも、文化委員に6年生の保護者がいなくても、何も問題はないのです。なのに、「やってもいい」という方に希望する委員を引き受けていただくことが難しい仕組みになっていました。

 そのような中、今年度の専門委員募集には、「立候補します」「候補者が足りなければ声をかけて」と手を挙げてくださった方が合わせて50名ほどいらっしゃいました。第一希望に偏りはあっても、3つの委員の定員を満たすだけの分布が見られました。

 したがって、学級や学年の枠を取り払っても、手を挙げてくださる方はいる、興味があり前向きに取り組んでいただける方に、「やってもいい」と思う委員をお任せすることができると期待しています。

②選考委員についても同様で、1学年に1名いる必要は今のところありません。かつては選考委員が各家庭に電話をかけて立候補をお願いしていたこともあったようですが、ここ数年そのような対応は必要なく、役員が負担の少ない立候補しやすいものになれば、選考委員自体も負担が減り引き受けやすいものになります。さらに学級・学年の制約がなくなれば、選考委員の選出は今後も順調に、前向きな方にお引き受けいただけると考えます。

③学年委員については、年間を通した活動が見込めなくなっており、選出している1年生(親子レクレーション)と6年生(卒業対策)含め、各学年ごとに「選出することができる」という臨機応変な委員にします。特別支援学級については人数が少ないため、毎年1名選出するのは負担になります。保護者の手伝いが必要な時は都度先生方と調整していただき、一方で本部役員や専門委員、選考委員にも興味がある方にはぜひ立候補いただき、多くの保護者と交流する機会を持っていただきたいと考えます。

  • このような中から3名の委員を選ぶとき、1学級から1名にこだわる必要はあるの?
  • どの役員にあたるかわからないのに立候補…PTAには職業選択の自由がないの?
委員の皆さんのお話や保護者アンケートの結果を役員で話し合い、
選出方法の見直し及び必要な規約の改正案の提出を決めました。

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以上ご理解いただき、今回の予算案・規約改正案をご支持いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。