[活動報告:本部]運動会の受付&ライブ配信
緊急事態宣言で約1か月、雨天でさらに1日延期となった今年の運動会が、先日無事に開催されました。
昨年同様、1学年1時間ずつ、徒競走と表現運動のみ披露する形式となり、PTA役員は
- 毎時間、学年ごとの保護者の入場受付と、
- 正門から入り西門から出ていただく「一方通行」の誘導
先生方は授業があり、依頼を受けた本部役員だけでは人数が足りない中、各委員会や後援会の役員から多くの方が協力を申し出てくださいました。そのおかげで、本部役員も自分のこどもの競技を参観する時間を確保しながら対応することができました。
正門の近くにお住まいの方、正門側に自転車を停めていた方など、一方通行に不便を感じた方も多くいらっしゃったと思います。それでも、学校の方針に沿って先生方に代わり受付・誘導に携わった役員に対し、労う言葉をかけていただき、誘導に従っていただけたことは、大変ありがたいことでした。
来年からは、制約の少ない、受付もいらない、応援合戦も高学年のリレーも全保護者と全児童で楽しめる運動会に戻ることを祈ります。
~ ライブ配信 ~
さて、今年は初めての試みとして、学校が運動会のライブ配信を実施しました。
平日に開催すること、参観を1家庭より保護者1名に制限すること、全国的にライブ配信する学校が出てきていることから、9月初めから検討が始められていたのですが、
- 配信されるBGMに使用される楽曲の著作権の問題
- 学校行事の映像を配信することに関する諸問題
など、解消すべき事項が多々あり、決定するまでに1か月近くを要しました。
ようやく配信するめどが立ち、PTAに協力が依頼された際、残された期間で準備できるのか、実際に保護者のニーズがどれくらいあるのかについては自信が持てない部分もありました。
しかし10月21日付のブログでもご紹介した通り、約77%、300を超える世帯がライブ配信に期待していることがアンケートでわかりました。そのためPTA本部も、学校の初めての取り組みが成功し、保護者や児童に喜んでもらえるようにと、連日ZOOMやLINE Worksでの打ち合わせや手配を進めてきました。
~ 配信の裏側 ~
他校で、保護者の参観を許可しない代わりに動画を配信した学校があると聞きました。
しかし屋上からの定点カメラで校庭全体を映した映像で、保護者からは不満が多かったそうです。
そのため、配信するなら校庭からの映像がいいと、当初は子供たちに近寄ったり、様々な角度から撮影したりすることも考え、機材の調達や撮影の得意な保護者の募集等も見込んでいたのですが、最終的に「学校所有の機材を使用して撮影しなければならない」など、それらが難しくなる制約が残りました。結果として
- 撮影には学校所有のタブレットを使用
- タブレットでは手振れが補正できないため、三脚に固定して撮影
という方法に至りました。その場で見るのに近い映像の配信は難しくなりますが、どうにか運動会の雰囲気を伝えることを目標にしようということになりました。
当日は2台のタブレットを校庭に配置し、1台のタブレットで2画面から1画面への切り替えや、競技の合間のスライドへの切り替えを操作しました。
手元のスマートフォンで配信を確認し、参観する保護者の様子を確認しながら、撮影位置を変えたり、画面の切り替えのタイミングを変更したりしました。
~ 配信を終えて ~
配信担当が確認した、毎時間の瞬間聴者数は以下の通りでした。
- 開会式・応援合戦 134名
- 2年生 144名
- 1年生 136名
- 4年生 129名
- 3年生 103名
- 5年生 104名
- 6年生 93名
終了後、単身赴任先の海外からライブ配信を試聴したという保護者から、「見ることができてよかった」と学校に電話があったと伺いました。
遠方にお住いの児童の祖父母や、体調不良で欠席した児童の視聴もあったようです。配信に期待を寄せているのはこういった方々だと予想していたので、お手伝いした役員も先生方と共に、期待に添えてよかったと安堵しました。
一方で、映像や音声は決して質のよいものではありませんでしたし、校庭で直接参観された方にとっては、校庭を移動する役員や配信機材で児童が見えにくかった、ご自宅用カメラでの撮影がしづらかったなどのご不満もあったかもしれません。
すべての方に満足いただくのは難しいことですが、今回学校にこのような形で協力したことを、今後のPTAのあり方や活動を考えるよいきっかけにできればと思います。
28日より運動会およびライブ配信に関する事後アンケートが配布されています。ライブ配信アンケートについては初日だけで150以上の回答が寄せられています。この結果も後日公表しますので、各家庭よりご回答いただけますよう、よろしくお願いいたします。