[活動報告:会長・副会長]せいしんネット会合

 12月下旬にせいしんネットの会合がありました。今回も前回同様、平日の18時から学校のコンピュータールームにて行われ、PTA本部からは主担当の副会長と共に会長が出席しました。

 以前のブログでもご紹介しましたが、せいしんネットは学校・家庭・地域が一体となって清進小の児童の育成に努めようという組織で、最近の中心的な活動としては「土曜・日曜教室」の運営や夏休みのきもだめしの企画などが行われていました。


 全盛期は教室数も多く、夏休みには体育館に泊まる一日キャンプを開催して、最大で200名近い児童が参加したそうです。気候の変化で体育館での寝泊まりは暑くて危険ということになり、のちにキャンプはなくなりますが、コロナ前まで夏休みの夜に開催されていたきもだめしは、せいしんネットのキャンプで行われていたイベントの名残だそうです。

 しかし昨年度と今年度は、感染拡大防止のため例年通りの活動がすべて中止になっていました。

 一方で、設立から約25年が経過し、保護者や児童の生活環境も設立当時とことなることから、組織としての役割や運営体制に見直しが必要な時期に来ていました。

 今回の会合は、それらを踏まえて校長が練り上げた改革案を、メンバーにご説明いただくためのものでした。

 一通りご説明いただき、不明点や懸念点などを挙げて、皆で2時間ほど議論しました。改革案の方向性には出席者から特に反対もなく、新・せいしんネットに向けて動き出すことを確認してこの日は終わりました。

 詳細は、今後の会合で体制など具体案を詰めたのち、保護者の皆様に通知される見込みです。

 新・せいしんネットがよりよい組織に生まれ変われるよう、本部も引き続き協力していきます。

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 ところで、せいしんネットが生まれ変わるにあたり、長きにわたり支えてくだった方々について、少しだけ保護者の皆様と共有したいと思います。

 昨年の9月、せいしんネットの「事務局」と呼ばれる4名の方から、PTA会長宛に「運営について相談したい」とご連絡をいただき、主担当の副会長と会長とでお会いしてお話を伺う機会を持ちました。

 この事務局と呼ばれる方々は、いずれも清進小PTA役員・育成会長を務めていた卒業生の保護者です。

 土曜・日曜教室の参加者募集や名簿作成、会合の準備、会計、資料作成などの実務全般を担って活動を支えてくださっていたのですが、その期間はなんと10年以上、長い方では15年以上にもなり、お子様は成人していらっしゃるとのことでした。ご相談は、

  • 設立から20年以上たち、せいしんネットは現代のニーズにあっていないのではないか
  • 事務局の運営も今の保護者にあった方法に変えたほうがいいのではないか
  • 現役児童の保護者でもなく、子どもの年齢も在校児童と離れてしまった自分たちが運営していくのが適切なのだろうか
  • 代わってくれる人がいるなら引退したい

というものでした。もともとは学校の先生主体で運営が始まったところにお手伝いを申し出たのがきっかけだったこと、教職員の異動により必然的に「事務局」になってしまったこと、交代するしくみもなく、引き継いでくれる人もなく、悩みながら活動して年月が経ったことなどを伺いました。

 都合の良い時だけイベントや打ち合わせに顔を出すのと、活動の計画や人の調整を含めた実務を担うのとでは、負担が大きく異なります。

「来年は引き受けますよ」と申し出てくれる方もいなかったというだけで、このような長期にわたり実務を担ってくださっていたのには、清進小の児童が楽しみにしてくれている、いい経験をさせてあげたいという思いがあったとのこと、ただただ頭が下がる思いでした。

 この時点では、現状の活動を維持するのであれば、現事務局の方々から一時的にでも仕事を引き継ぎぐこと、任期の設定や後任が立てられる仕組みを作ることが必要ではないかと考えていました。

 そこで、せいしんネットの会合で提案することも踏まえ校長にご相談したところ、「ちょうどせいしんネットの改革を考えていた、改革案の立案を任せてほしい」とおっしゃってくださいました。その後、各所と調整いただき、改革案の実現の目処がたったとのことで、今回の会合に至りました。

 事務局の方々には、実務が手を離れ、肩の荷を下ろしていただけることが期待されます。「在籍児童の保護者」から、お子様の卒業により「地域の人」となったあとも、長きにわたりせいしんネットを支えてくださったことに、改めて心から感謝の意を表したいと思います。