[報告:本部]令和5年度PTA総会ニュース

 先日のPTA定期総会はオンライン議決といたしましたので、書面にて総括を行います。
(クリックすると各項目に移動します。)

1.     オンライン議決について
2.     報告事項について
3.     議案について
4.     アンケートについて
5.     令和4年度役員より退任のご挨拶
6.     校長より
7.     令和5年度PTA会長より

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1.オンライン議決について
 
 今回の総会についても昨年同様にオンライン議決としました。平日日中開催における役員・教職員の負担低減、および過去の総会への出席率等を鑑みた結果です。総会資料はPDFで配布し、表決もコドモンのアンケートフォームでご提出いただきました。287名・約81%の回答をいただき、議案へは99.7%と高い支持率をいただくことができ、今後のPTA活動につながる結果との認識です。ご協力ありがとうございました。

2.報告事項について

 ①活動報告では、PTA本部や各委員会だけでなく育成会・後援会・ほうかごところリーダーにもアプリ(LINEWORKS)に参加いただき協力関係が築けたこと、PTA用アプリ(コドモン)の登録率が向上していることをご報告いたしました。
 ②決算報告は会計監査を経てご提出いたしました。前年度の引き続き新型コロナ感染拡大防止のため見送られた活動があったことに加え、コドモンの活用により印刷費用が削減でき出費が抑えられたこと、学校支援費の予算は5年度に計上することをご確認いただけたと思います。

3.議案について

 ①活動方針案では、GW明けから新型コロナが5類に分類されることを見越し、具体的な活動目標・活動計画を提出いたしました。5年度も引き続き児童が安心して充実した学校生活を送れるよう支援することと、ブログやアプリを活用しPTAを円滑に運営することを軸に、本部と各委員会で協力していきます。ご承認いただきありがとうございました。
 ②予算案では、近年家庭数の減少が続いているために会費収入を少なく見積もっていることにご理解を求めました。その他の項目は昨年の予算額を継承していますが、学校支援費については、前述のとおり、4年度に購入を決めた大型テント・掃除用具の支払が5年度になるため、その分を繰越金から充当としました。ご承認いただきありがとうございました。
 ③規約改正案では、会員の定義及び会員資格と役員任期の関係について、あいまいだったところを明確にするための改正案を提出いたしました。改正後の最新の規約はコドモンの「資料室」に今後アップロードしますのでご確認ください。ご承認いただきありがとうございました。
 令和4年度役員選出案では、5年度も書記を3名体制とする案を提出いたしました。ブログやコドモン、LINEWOKRSなどの運用が継続可能な体制になることに期待しています。ご承認いただきありがとうございました。 

4.アンケートについて
 議決権行使書フォーム内でアンケートを実施いたしました。回答はブログに公開していますのでご一読ください。

 コドモンへの印象については73%の方に「使える」との評価をいただき、今後の継続については79%の賛成をいただけました。改善すべき点もあるためコドモン事務局に相談していきたいと思います。総会資料のPDF配布には93%の賛成をいただいた一方、印刷物での配布を希望する声もあり、今後の検討課題となりそうです。
 学校支援費の使い道についても多数のご助言をありがとうございます。いただいた意見は学校側と共有して、有効な支援を続けてまいります。なお、学校設備となると市の持ち物となるため認可が下りにくい事情があるらしく、この辺りは皆様に情報を共有していきたいと考えております。今後もコドモンを活用し、有効なアンケートを企画、結果を共有していきます。ご協力いただきありがとうございました。

 ご質問・検討依頼をいただきましたので、新旧会長より回答いたします。
【PTA活動について】
Q1:ブログ作成は役員の方の負担になっていないでしょうか?また、休日に一斉メールが配信されることが多い印象ですが、ご負担ではないのか気になっております。

A1:ブログの作成頻度などは特に定めておらず、できそうな人ができそうなタイミングで作成することで負担軽減に努めております。担当者からは、空いた時間に配信の準備をして指定日時に配信予約だけなので負担はありませんでした、との感想もいただいております。皆様に読んでいただけそうな時間を選んでメールが送信するようにしていることがたまたま休日になったのかもしれません。
 もしも役員が負担と感じた際には気軽に相談できるような雰囲気作りを今後も継続してまいります。

Q2:PTAへの入会は任意のはずだか、一年ごとに希望は取らないのですか?それとも入学時に入ったら(ほぼ強制的加入でしたが)卒業するまで希望の有無を確認しないまま強制的加入継続なのでしょうか。入学時から疑問に思っています。

A2:清進小PTAでは、会費納入をもってPTA新規加入・加入継続の意思表示とさせていただいています。新1年生保護者説明会等でもお伝えしており、毎年5月に納入袋と共に配布する「会費納入(PTA加入)のお願い」にも明記しています。

 数年前、「役員をできないのでPTAに加入するのは申し訳ない、だから加入しない。もしPTA未加入世帯の児童は通学班に入れてもらえないのであれば一人で登校させるつもりです」というお問合せをいただいたことがありました。それに対し本部からは

 ①本校では事情により保護者が送迎している児童を含め、すべての児童を通学班に所属させており、学校から通学班編成を任されている地区委員も、入学後にPTAに加入していただけるかを全く考慮せず班を編成していること
 ②役員はあくまで立候補を「お願い」しているもので強制ではないこと
 ③PTAに加入することと役員を引き受けることとは別であり、「PTAに加入する(PTA会費を納める)」「役員・委員を引き受けた保護者を応援し協力する」、それも学校や児童をサポートすることにつながる立派なPTA活動といえること

をお伝えしました。その保護者は以降会費を納めてくださっていますので、通学班編成を含むPTAの役割や、コドモン配信・印刷文書・保護者ネームホルダーや児童の消毒液などがPTA会費で賄われていることなどを理解し、ご自身の意思で加入・継続してくださっているものと受け止めています。

 5年度も5月に「会費納入(入会・継続)のお願い)」を行います。ご確認の上ご検討よろしくお願いいたします。

Q3:申し訳ありませんが、PTAを退会しようと思っています。退会届などあるのでしょうか?

A3:令和4年度の総会にて規約を改正し、年度の途中で退会する場合は書面のご提出をお願いしています。ご希望の場合は本部までお問い合わせください。5月のタイミングで継続を希望しない場合は、A2にも記載した通り会費を納入いただかないことで退会に代えることも可能です。

Q4:役員はポイント制など考えないと、やらないで済まそうとする人が増えていく気がします。一度もやらないで逃げきると言っている人もいるらしいので。

A4:令和3・4年度の本部が考えてきたことは、「できない・向いていない・やりたくない」という保護者にいかにして引き受けていただくか、ではなく、「やってもいいよ」と思ってくださる保護者をいかに増やすか、そのような保護者が手を挙げやすくなるにはどうしたらよいか、ということでした。どんなにおいしそうなニンジンをぶら下げても、何が優遇になるかは人それぞれ異なり、天秤にかけて自分には「できない・向かない・やりたくない」と思えば、手を挙げていただけないでしょう。みんなが嫌がる状態は変わらないのに表面的に人数を集めるのは本質的な解決にならず、「引き受けてもいい」と思える役員・委員にすることが必要と考えていました。
 LINEWORKSやコドモンを導入し活動や連携がしやすい体制を作り、日々の活動や仕事紹介をブログで紹介してきたのはそのためですが、おかげさまで2年間、立候補や「足りなければ引き受けてもよい」という保護者で定員を満たすことができています。自分から手を挙げた保護者が集まると、互いに理解し合い、協力してやっていこうという雰囲気が生まれることは、4・5年度の役員・委員の様子からも明らかです。
 ポイント制は、「できるけど手を挙げない保護者」が引き受けようと思うきっかけになるかもしれません。一方で、ポイントを稼ぐ(優遇を受ける)ことが目的になり、やりたいことをやらなくてはいけない、という不満は変わらないような気がします。
 いずれにしても「役員・委員をやらない人はずるい」ではなく、「役員・委員ができるのはいいよね」「役員・委員をしたほうが得だね」というものになってくれたらと思います。

Q5:令和4年度の決算にて、消耗品費の減額が認められる。それなのに、4年度と5年度の消耗品費の予算が同額なのは、理由があるのか。
学校支援費が昨年度より上がっているのだから、特別会計からではなく、消耗品費予算から割り振れば良いのではないかと、思う。

A5:「消耗品費」は、正確には「備品・消耗品費」ですので、本部・委員会の活動に必要なあらゆる備品・消耗品の購入に充てられます。ふれあいルーム(PTA作業用教室)にある備品には、老朽化により購入を検討したいものがいくつかあるものの4年度に更新できなかったものがあるため、備品消耗品費予算は前年度維持が妥当と判断しました。
 特別会計についてはコピー機・印刷機・周年行事費のために毎年15万円ずつ積み立てることを代々引き継いでおります。2年度に5万円減額した分を4年度に充当した経緯があるため、5年度は通常の15万円に戻します。学校支援費を増やしたために特別会計を減らした訳でないことをご理解いただければと思います。

【学校アプリとPTAアプリについて】
Q6:tetoruが導入されましたが、今後も、コドモンも併用されるのでしょうか?
Q7:今後tetoruにアンケート機能等が実装された場合、コドモンの利用を停止し、一本化することは可能でしょうか。学校がtetoruの運用範囲についてどのように考えているかも含め、関心があります。
Q8:学校のアプリとPTAのアプリは別ではなく、一つにする事は出来ないのでしょうか?また何で2つあるかを知りたいです。

A6-8:tetoru導入後も、コドモンは継続する価値があると考えています。理由は主に2つです。
 1つは、PTAと学校は別団体であるためです。tetoruからPTAのお知らせを配信するには学校に配信作業を依頼することになり、これは先生方に教育活動以外のご負担をかけることになります。コロナ禍では、臨時対応としてほっとメールからPTA関連の配信をしていただいたこともありましたが、先生方にご負担をかけずに配信ができることも、コドモンを導入するときに想定していたメリットの一つでした。全国的には災害時に学校まで行って配信ができる教職員がおらず、PTAが代わりに保護者宛の一斉配信を行った例もあります。PTAと学校が別々の配信手段を持つことは互いに頼りにできるというメリットがあります。
 もう1つは、tetoruで何ができるかがまだはっきりしないためです。4月末にみなさんに案内が配布されたばかりで、当面は学年だより等印刷物のオンライン配信と欠席遅刻連絡の受付が主と伺っています。今後の活用はまだ未知数、すべての保護者のインストールが完了し定着するのにも時間がかかることが想定されます。一方のコドモンは、登録状況が97%に達し、今回の総会アンケートでも保護者に浸透している様子が確認できます。アンケート機能がtetoruにあるかは分からず、これまで学校が必要とするボランティアの募集にも協力してきたことや、PTA役員が自宅から配信作業を実施できることなども、コドモンには学校やtetoruではできない部分を補う可能性が期待されます。
 ただ、先のことは分かりません。よりよいアプリが出てくればコドモンも別のアプリに移行する可能性はあります。いずれにしても、tetoruの運用が進んだ時に、その時の学校とPTAで検討・判断していくでしょう。現時点では学校側からもコドモンの併用が好ましいとの意見をいただいていることを最後に申し添えておきます。

【育成会について】
Q9:PTAと育成会の役員の掛け持ちの件です。
現在、掛け持ちをしておりますが仕事や家事にも支障が出てくる部分がございます。
別母体なので、役員免除にはならないですよね。それによってPTAや育成会活動にも支障が出てくると元も子もないと感じています。どちらかを引き受けたら、その年度は免除などにならないのでしょうか。これまでもこういった検討があったかもしれませんがご検討いただけましたら幸いです。
Q10:育成会が存続の危機にありますが、北小のようにPTA傘下に置く(例えば「育成部」としてなど)ことは難しいでしょうか。

A9-10:育成会については、令和2年度から「オンライン配信を利用したいが学校ほっとメールは使わせてもらえない」「ポスティングが負担」「PTAの役員・委員経験と同等の扱いにしてほしい」というご相談を受け、本部でも検討を続けていました。4年度は北小PTAから情報を提供していただき、清進小PTAの「育成委員会」とする提案書を育成会に提出しています。
 ただ、育成会は現状PTAとは別組織ですので、PTAが「育成委員会として取り込む」と決めることはできません。また役員の免除を依頼することも残念ながらでません。提案に対する判断は育成会に委ねられましたが、4年度は見送るとお返事いただいています。5年度本部は4年度の提案を引き継いでおり、育成会から相談があれば引き続き検討に協力していきます。

【その他】
Q11:時間に余裕のある地域の高齢者や犬の散歩をしている人たちに、子どもたちの見守りや交通安全に協力してもらえるような仕組み作りをして欲しい

A11:現在も、けやき台町内会および緑町町内会の方が、地区委員と共に数カ所で登下校の見守りや交差点横断指導にご協力いただいています。地域に関することはPTAだけでは対応できませんので、ご意見は学校に伝えます。お時間に余裕ができた暁には、ぜひとも見守りにご協力いただけますようお願い申し上げます。

Q12:4年度委員でした。LINEWORKSやコドモン配信など、本部役員さんの手厚いサポートで無事に行うことができました。ありがとうございました。
今日引き継ぎでした。LINEWORKSコドモンのテンプレートを用意してくださってありますが、不安のようなので今年度も引き継ぎサポートお願いできたらと思います。

A12:1年間ありがとうございました。LINEWORKS・コドモンともに定着してきていますので、今後も本部でサポートしていきます。

Q13:①以前はくすのきルーム等の使用状況がわかる紙ベースのものがあり、昨今ではLINEWorksを使って長の方達で共有しているようでペーパーレスや学校に行かなくても予定を確認出来るという点ではとても良いと思います。
ですが、教室の使用はもっと開けていたのに、急な作業をしたい、話し合いをしたいという時にどなたに聞けばいいのかわからず、学校に確認しても他の方に確認しますと言われた事があります。学校でも把握できたり、もっと言えばもっと開けた状態にして欲しいと思っています。
②せいしんねっとが解体され、それぞれ土日教室のそれぞれの運営に対してもバッサリと切ったままでなおざりな印象が強く、ボランティアでサポートしてくださっている方々にも申し訳ないと思いながらもなんとかこどもたちが楽しんで運動を出来る場が作れている事を誇らしく思って保護者で運営をしながら活動しています。が、学校側からはスポーツ少年団と同じ括りで対応され、手紙も配っていただけない、コドモンでの参加を促す配信も断られてしまいました。校門前で手紙を配ると一部の生徒からは親にこういうものは受け取るなと言われていると断られ、教室内の学年の偏りが大きいのです。もっと教室の存在を知らせたいし、子どもたちにも選ぶ自由があっていいのではと思います。是非、ご検討の程宜しくお願いします。

A13:本件につきましては、まずは学校と話し合いを持つことをご提案します。ふれあいルームも学校からPTAがお借りしている立場なので、ここでの回答は致しかねます。

5.令和4年度役員退任のご挨拶

【会長】
令和2年度に副会長、3年度・4年度に会長、3年間PTA役員を経験させていただきました。
 子供が入学したときは、PTA役員なんて、地元の有名人と教育熱心なセレブママのハイソな集まり、無縁の世界なのだろうと思っていましたし、誰が役員でいつどこで活動しているかも知らず、実際遠い存在でした。
 子供も高学年に差し掛かり、永年世帯免除を狙って役員に立候補したその年に、コロナでこれまで通りの活動ができなくなりましたが、それならどうしたらいいか、どうすればできるか、と考えることには、クリエイティブな要素がたくさんあり、むしろ楽しかったです。
 それは、同じ発想を持つ仲間がいたからで、この3年間は学生に戻ってサークル活動に参加している気分でした。
 PTAは、在籍するすべての児童の豊かな学校生活のために活動する団体です。役員はその活動を決める代表者でしかなく、活動はすべての保護者と行うものです。会費を払い役員委員を支持する、観覧の前後に運動会の準備や後片付けを手伝う、アンケートに答えて意見を述べる、ベルマークを集める、総会の表決を提出する、通学班を見守る、学校周辺にある危険を報告する…、そのすべてがPTA活動であり、役員委員でなくても参加できる活動です。
 そのような気付きを与えてくださった保護者の皆さんと、役員活動を通じて、今後も続くであろう良き友人になってくださった皆さん、PTAを信頼してくださった先生方に心から感謝申し上げます。
 ありがとうございました。

6.校長より

 日頃より本校の教育活動へのご理解、ご協力をいただきますことに感謝申し上げます。
 さて、令和5年度となりました。コロナ禍でのスタートでしたが、5月より対応が緩和され今年度は、多くの教育活動が実施できることと思っております。
 PTAの皆さまのご協力をいただきながら、「子供が第一」の精神のもとで、清進小学校の教育活動をよりよいものにしていきます。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

7.令和5年度PTA会長より

 オンライン議決にご協力いただきありがとうございました。おかげさまを持ちまして、多くの方のご意見が反映される議決を効率的に得ることができたとの認識です。今後も総会に限らず、対面とオンラインを使い分け、運営しやすく参加しやすいPTAになればと願っています。
 4年度は副会長を経験させていただきました。5年度は、前会長の思いを受け継ぎながら、そこに新しい風を取り込みつつ時代に合わせたPTA運営を目指してまいります。補足とはなりますが5年度の役員は皆、フルタイム勤務の方々が立候補してくれました。時間的に余裕が少ない中で効率的に活動することで、来年度以降のPTA活動へ気軽に参加できるような土台作りをしていきたいと考えているところです。どうぞよろしくお願いします。